何かものを書きたくなった時のための場所

Whenever you'd like to note something small,,,

London観光(13/2/2016)

語学学校で友だちになった日本人と週末、ロンドンに行ってきた。
この日に限って天気は微妙、その上朝の気温がとても低くて、
待ち合わせた駅は、ロンドンに向かう人でごった返し、皆、白い息を吐いていた。
冬のヨーロッパは手袋必須!買ってなかったことを悔やんだ。

9時過ぎの列車に乗りこむ。
Cambridgeを出ると車窓はひたすら牧草地になり驚く。
日本みたいに山がないから、つるっとした緑の平原が広がる。
時々現れるなだらかな丘陵も、映画のワンシーンのようだ。
いくつかの町やトンネルを通り、1時間ほどでLondon King's Cross Stationに着く。

King's Crossも大変な人の出で、目が回る。
30分かけてOyster Cardを買い、トラファルガー広場へTubeで向かう。
Tubeは狭くて、お世辞にもあまり綺麗でなくて(笑)、Londonを象徴する表象の1つだなあなんて思う。

今回のスケジュールとしては大英博物館以外のロンドンのスポットを総なめするような贅沢な行程である。しかし、時間はタイトだ。

Charing Crossで降りると地上は雨。劇場街を横目に広場に!
しかし、とにかく寒いので足早にウェストミンスターに向かう笑
Big Benをバックに写真を撮り、ひとつ目の目的地Westminster Abbeyに到着である。

このWestminsterの地区は11世紀(!)以来の国政の中心地であるらしく、
特に近代以降、英国史ないし世界史の重要な舞台であったのでしょう。
イギリスを代表する政治的英雄の銅像がたくさん立っていた。
一番新しいのはチャーチル像なのだが、次立つとしたら誰なのかしらということを考えた。

Abbeyにもやはり、王侯を始め、イギリスを代表する人物が埋葬されている。
既に入場待機列がそれなりの長さになっており、寒い寒いと皆で呻きながら、雨に打たれ待ちに待った。
見事なゴシック建築の堂内を歩いて回る。時間がなかったのでじっくり解説を聞く余裕はなかったのだけど、とにかくヘンリ7世の信仰心の熱さ&当時の財政の豊かさに感じ入る。壮麗。
堂内はささやかな空調はあるのだけれど、天井が高いから効率がまあ悪い。寒い。
尿意を感じ始める。

・・・ロンドンの、というかヨーロッパの下水設備について期待してはならない。
宗教施設は基本的に便所は併設されていないと思ったほうが良い。
隣人愛とは。アガペーとは。

まあ、Westminsterには屋外に、工事現場の仮設トイレのような構造物があるのだけど、これまた長蛇の列により断念。Amen.

仕方なく、4人で耐え難きを耐え忍びつつ、昼食の場所を探しに。
結局、Red Lionというパブ風のお店に入る。
さすがに飲食店にはトイレは付いている。神である。

用を足した後
トラディショナルな英国料理、もといパイを食した後、今度はバッキンガムへ。
ちなみに食事はやや高だったがとても美味しかった。
イギリスといっても、お金を払えば美味いものが食えるのである。
なお、水にまでお金がとられる切なさ。

バッキンガムは見事だが、正直雨の中歩いてもあまり気持ちいい場所ではないかもしれない。
でも、とにかくスケールがでかい。さすがの大英帝国グレートブリテン統一の象徴である。


まあでも晴れてほしかったな。

同行者のたっての希望でロンドンの西の端っこにあるヴィヴィアン・ウエストウッドの一号店に行く。
着いたら既に日本人客が来ていた。スタッフも二人のうち一人は日本人で、要するにまあそういうことだ。
めちゃくちゃ小さいお店で床が傾いてるのでちょっと酔いそうになった。
ちなみにトイレは貸してくれなかった。

ぐっと東に向かって、次の目的地はSt. Paul大聖堂!
これは僕の最も行きたかった場所だ。
なんたって建築がかっこいい。美しい。
クリストファー・レンの傑作である。
(トイレはないが)

シティというビジネス地区のどまんなかに、どでかい宗教建築があるのは何だか不思議な景観である。
思っていたよりもその巨大さに圧倒された。

近くのトイレを探してやや迷ったが、
身を整え、無事堂内へ。

観覧はできなかったのだけど、その代わりEvensongに参加した。
聖堂お抱えの聖歌隊が歌い、礼拝する。

遠くの位置から聞いたので、よくわからなかった部分もあったが、
しかし、この世のものとは思えない、天から降ってくるような素晴らしい合唱だった。
日本で聞くそれとは質的に全く違う。現実のことを忘れ一時間近く、集中して聞いていた。

聖堂を出て、再びTubeに乗りロンドン塔そしてタワー・ブリッジへ向かう。
ロンドンの代表的なランドマークである。端を渡ると何だかお台場のような新しいエリア。
洒落た店が多くて、ぼくらもそこで夕飯を食べた。
そこそこの美味しさであった。

何を話したか全く覚えてないのだが、
一緒に行った4人は、物腰柔らかくなかなか良いメンバーだった。
また会うことはあるだろうか。


ケンブリッジに戻ると夜22時であった。酔っ払った学生たちが駅前でFワードを叫びながら暴れてて笑った。(ちょっと怖かった)
バスに乗り、ガルフリッジ・ロードの家に帰った。

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Cambridge一週目(8~12/2/2016)

かくしてCambridgeでの生活が始まる。

月曜日。
絶望の到着から一晩明けた2月8日はぼくの誕生日であった。
散々な22才の幕開けであったけれど、
朝、host motherからBirthday Cardを渡され、涙がちょちょぎれる。

host familyのBarry夫妻は気さくで優しかった。
ぼくの"問題"についても非常に心配し気遣ってくれた。
イギリスのホームステイは、概してドライだという話を聞いていたのだが
(それ自体は事実だと思うけれど)夫妻には精神的にとても助けられた。

言葉も文化も全く異なる環境は思ってた以上に心細いものがあった。
(しかもお金がない)
それでも学校か家に帰れば、自分の拙い英語に耳を傾け可能な限りのサポートをしてくれる人がいる、というのは大いなる支えであった。

語学学校には、日本人2人とオランダ人1人(美人!)と一緒に入学。
まさか日本人がいるとは思っていなかったが、久々の日本語に妙にほっとする。
British Englishは中々やっかいで、学校のスタッフの言葉さえ6割くらいしか理解できてなかったような気がする。分かっちゃいたけど悔しい。

Sarahという若い先生のクラスに割り振られる。
クラスメートは東アジア系の生徒に加えて、南米系、中東系、フランス人と様々で
とにかく皆とんでもない発音の英語をしゃべる。
初日はほとんど意思疎通ができず、笑顔でNice to meet youを繰り返し誤魔化す笑

例外的に初日から仲良くなれたクラスメートもいる。
背の高い台湾人の生徒がいて、クラスのムードメーカーだった。
ちょうど北朝鮮がミサイルを発射したニュースのあった日で、二人でNorth Koreaやべえええみたいな話をして仲良くなった。
本職はSEらしいが起業してお金持ちになるべく、英語を勉強しに来たそうだ。
どこまで本当か分からない。けれど、とても親しくしてくれて、嬉しかった。

授業が終わるとスタッフに呼び出される。
Lost Buggageが発見されて翌日には届くという!Jesus!
ついでに財布のことも相談すると、航空会社と空港に問い合わせてみるわ、と迅速な対応。
そしてWestern Unionという国際送金サービスを紹介してくれた。女神みたいなスタッフである。
親に連絡し、数日後600ポンド弱を送ってもらった。親は偉大である。

バスで家に帰るのだが、今度は乗るバスを間違える。同じ番号で行き先が違うなんて、そんな馬鹿な。
今回もGoogle mapさんの力を借りて走って帰るのであった。

夕食は18時。これがほぼ門限みたいになっていたので、意外に一日はあっという間なのだ。

イギリスの食事は、噂通りの代物である。
あまり食というものにこだわりがないのか、基本的に味付けは大枚だし
素材がそのまま出てくるような食事が多い。ローストビーフとゆでたグリーンピース(大量)とふかしたジャガイモ、みたいな。

メインディッシュ一皿とデザート、というのが一般的な英国家庭料理で
日本食のように細々としたものが皆無である。デザートは基本的にとても甘い笑

~~~

火曜日はPancake Dayという祭日で、どこの家庭でもパンケーキをつくって食べるそうだ。
パンケーキというから日本でも流行った、あのクリームどっさりのホットケーキ的なものを想像したいたのだが、これが全然ちがって、クレープのように薄い小麦粉の皮にレモン汁などをかけて食すのだが、まああんまり美味しくない。もうちょっとどうにかなるんじゃないのか…

この日は初めてバスの乗り降りに成功した。
授業でもわりと自分の英語力が通用するようになってきた。
さらに、ようやく荷物が届いたので着替えることができた。
少しずつ問題が解決されてきた。

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水曜日。週の後半は午後授業がないので、自由時間が増える。
送金を街の両替屋で受け取り、Cambridgeの大学街を少し歩いてみる。
こちらの建物は基本的に古いのだが、特に大学の一帯は中世からあるような建物ばかりで、
その保存のよさに仰天する。とても美しい。

帰りがけにTescoという巨大なスーパーマーケットに寄り、シャンプーを買う。
消耗品は自弁、というのはホームステイのルールだ。
シャワーは朝浴びることになっていたし、湯船にお湯をはるのは少しはばかられる雰囲気だったから、一日の終りにお風呂でリラックス…ということはできず少しだけ辛かった。

水も、味覚上は問題ないのだけど、硬水だからか結構お腹にはダメージがあったようで、調子はよくなかった。意外にナイーブな体だったんだなと。

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木曜日。

普段は学校のカフェテリア(雑だが安い)で昼食を食べていたが
学外の店にチャレンジした。大学生と思しきウェイターさんは美人で優しかった。
こちらの接客は基本的に雑なので、たまに例外的な人がいると嬉しい笑
そもそも、何だかんだ美人が多い。素晴らしい。

しかし、それにしてもCambridgeは食事の物価が高い。
日本の倍くらいするイメージで、パニーニとチップスで10ドル位簡単にとられる。
1ポンド=170円くらいだからこれは恐ろしい。
税金が高い、というのも影響しているんだろう。

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お金を出せば美味しいものが食べられるが、お金がない者には厳しい世界である。
つくづく日本の牛丼チェーンのようなものは凄いことなんだなと思う。
(安値により犠牲にしているものもあるだろうから、良し悪しは微妙なとこだが)

思いがけないことにCity Centreでたまたま同時期に留学していたサークルの後輩と遭遇する。
Eagleという有名なパブでお茶をする。信じられないサイズのチョコレートケーキが出てくる。
砂糖お化けか。

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Cambridgeは比較的多国籍な街とはいえ、相対的に日本人は圧倒的少数だから、
時々遭遇するととてもうれしかった。
学校でもまず仲良くなったのは台湾人や韓国人だった。
無論、同じ国籍だからといって、あるいは、肌の色が同じだからといって同じ価値観で生きているわけではないのだが、
それでもお互い何か似たものを共有していることも確かだと思う。

host familyは週に一度しか洗濯しないため、
日本から持ってきた下着が足りなくなっていたので、
こちらのショッピングモールで購入した。

ここまでくればもう現地の生活に慣れた、といっていいだろう。

出発

2016年2月7日~23日、初めて一人で海外へ出かけた。
イギリスで2週間留学し、近隣の国を簡単に観光して、日本に戻るプラン。
そんなにしょっちゅうできる類のことではないので、旅の記録をしておく。

始まりは熱海から。
サークルの同期との一泊二日温泉旅行の二日目の早朝、こっそり起きて朝飯を食べ、前日は到着が遅かったため見られなかった熱海の海を一望した後、駅へ向かう。
熱海はもともと山が海まで迫っている場所だったのか、急な斜面に温泉街の建物が密集しているのが独特の趣を出している。そこここから湯けむりが立ち上り、風情がある。
こだまに乗り品川へ。前日、ロッカーに預けていた荷物を取り出し、京急で成田へ。
うとうとしながら、ぼんやりとした意識で、電車に揺られる。

同期との旅行は、実は初めてで、とても楽しかった。2月の伊豆とは随分素朴だ、とも思うけれど、アットホームで、ゆるくて、穏やかだった。夜はいつの間にかトランプに興じて、僕は途中で寝たのだけど、みな4時まで部屋に残り続けるから、ぐっすりというわけにはとてもいかなかった笑
でもまあそういうものである。

そんなわけで眠かったが、成田のチェックインロビーに着くと搭乗便のチェックインを急かすアナウンスが。即座に覚醒し、カウンターにダッシュして手続きをすます。手荷物検査は、液体物持ち込み不可のことを知らず焦るけれど特に何も言及されず。出国はゆるいのかなあ。

行きはKLMでAmsterdamに行き、乗り継いでLondonに向かう。出発ロビーはオランダ人でいっぱいだ。テンション上がる。

機内では若い日本人女性と隣になって、またもテンション上がる。
結果的にはあまり積極的に会話はしてくれなかったが、
慣れてなさそうだったので、荷物をしまったり、食事を注文したり、ちょっと手伝ってあげた。

KLMのCAは大柄というか大雑把というか。。少し動揺した。

それにしても長いフライト時間だった。12時間ほどだったと思うけど、寝ても醒めてもまだロシア上空だ。おそろしあ。

ヨーロッパは普段の生活の中で思う以上に、遠い場所だ。
ネットでは瞬時に向こうのことを知れるけれど、本当はその間には途方もない距離がある。これだけ離れていれば、それは全く違う世界だろう。
行きのこの12時間は本当に長く、印象的だった。

Amsterdamに着く。隣の女性には「一人旅ですか?お気をつけて。」なんてカッコつけたことを言って、乗り継ぎに向かった。
もともと1時間ちょっとしか乗り継ぎの時間がなく、しかも到着が少し遅れたので、焦っていた。アナウンスで名前も呼ばれた。即座に乗り継ぎしてくれ、と。

ところが、Schiphol空港の職員はひどくマイペースだ。
手荷物検査で無駄に足止めをくらう。頼むからもっとキビキビ動いてくれよ。
日本の感覚とずいぶん違うな、と思ってしまった。

検査を終えダッシュで乗継便の出発ロビーに向かう。
そもそもこの空港、でかすぎる。どんだけ人を走らせるんだ。
さすがヨーロッパのハブ空港。おれは汗だくだよ。

ロビーに着くと既に他の乗客は搭乗を終えていた。
乗員100人あるかどうか、小さな飛行機だ。
自分の席は一番後ろで、本来は通路側だったのだが、英国紳士が既に座っていたので窓側の席につく。Amsterdamまでは、周囲にも日本人がちらほらいたが、ここからはアジア系自体自分だけ。視線も感じるし、一気に心細くなる。

AmsterdamからLondonは1時間ほどで着く。そんなに高度をあげて飛ぶわけでもないので、窓から見える初めてのヨーロッパの景色に心が踊る。教会が見える。建物はみな赤茶色で同じような形をしている。土地は起伏がなく、牧草地がなだらかに広がっている。

着いたのはLondon City Airport。
入国審査で少し時間をとられたので、荷物受け取り場にはもう他の乗客はいなかった。
しかも俺の荷物もなかった。

なかった。。


まじかよこれがうわさのLOST BUGGAGEかよ確かに地球の歩き方には対処法のってたけどさそんなことほんとにおこるかよなんかのまちがいだろ??


と一瞬で考えたけれど、ないものはなかった。
つたない英語で問い合わせる。多分伝わってるけれど、向こうが何言ってるのか全然わからない。必死さを出しながら繰り返し確認し、きっと見つかるわよどんとうぉーりー的な励ましを受ける。
幸先悪いなあと肩を落として空港を出る。

これからDRLという路線に乗ってLondon中心部に行き、KingsCrossからCambridgeに向かうのだ。
まずOyster Cardという日本でいうSuicaのようなものを買う必要があり、窓口に並ぶ。
あれ財布どこ?


恥ずかしいことだけれど、ぼくはよく物をしまった場所を忘れる。無意識にリュックの奥底に放りこんでたりしてて、焦って探すとあああったあったよかったああという展開がしょっちゅうある。今回もそれだろうと思って一旦列を抜け、荷物をほじくりかえす。

 

あっれ~~~~????

確かに手荷物で携帯して搭乗したはずなのだ。
どこにも見当たらない。まずい。

急いで空港に戻り、落し物を問い合わせる。
必死で問い合わせる。
届けはない。

航空会社のカウンターに行き、機内忘れ物を問い合わせても。
ついぞ首は縦に振られなかった。

財布の中には日本円とクレジットカード、キャッシュカード、IDカードの類が入っていた。
クレカがないとOyster Cardは買えない。

幸い、リュックの中には日本で先に両替していた50ポンドが入っていた。
現金で切符を買い、電車に乗る。
時刻は17時で、日暮れ時だった。
ドッグランズは海が近いからか風が強く、とても寒い。
冷たい風に煽られ、DRLに乗る。乗り換えるべき駅を過ぎてしまう。
戻る。待つ。もう一度、正しい行き先の電車に乗る。
かれこれしてKing's Cross St.に着いたのは18時すぎだっただろうか。

日本で予約していたKing's Cross~Cambridgeの特急はとっくに行ってしまっている。
駅の窓口で当日券を買い直し、ホームに行くと、まさに次の特急が出発するところだった。
King's Cross St.もとても大きな駅だ。ホームも沢山あるし、日本みたいに路線ごとに決まっているわけでもない。初見殺しだ。
結局、普通電車に乗りこみ、ほとんど絶望しながらCambridgeに向かった。

手持ちはわずか30ポンドだ。この先どうすればいいのだろう。

空港からLondonに行くまではDRLもTubeも人も殺伐としていたのとは違い
Cambridgeに向かう列車の中は少しほっとできるような雰囲気だったが、それでも不安で胸をいっぱいにしながら時間を過ごす。

Cambridgeに着くと、当然ながら真っ暗で小雨が降り出していた。
駅前から出るバスに乗る。しかし降り方は分からなかった。
運転手にホームステイ先の場所を示して訊いてみたりしたのだけど、
例によって聞き取れない。悲しい。
Google mapを見ながら、だいたいここだろう!という場所で他の乗客が降りるのに乗じて、降りる。家を探す探す。
もう真っ暗で番地が見えない。
人だ!
声をかける。
何度も聞き返されながら、用件を伝えると、ああBarryさんなら正面の家だ、と。

何とか目的地に着いたのだ。万歳。

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