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何かものを書きたくなった時のための場所

Whenever you'd like to note something small,,,

Cambridge二週目(15~20/2/2016)

語学留学で2週間だけの滞在というのはそれなりに珍しいらしく、
クラスの友人や先生たちにはとても驚かれた。
心から残念がってくれる人もいて、僕もさみしい気持ちになる。

一般化するのは誤りなのかも知れないが、東アジア系と南米系の学生はとてもフレンドリーだった。
クラスに一人ブラジルから来たとてもかわいい女の子がいて、英語は一番できる子だったんだけど、彼女も今週で帰国してしまうという。

それから、一番仲良くしてくれた台湾人の友人、クラスで一番の長老だったやはりブラジルからきた陽気なおばちゃん(失礼か)も今週で帰国してしまう。

みんな、クラスのムードメーカーだったからお別れしてしまうのは悲しかった。
また一方で、この3人と一緒に学校を卒業するというのは、少し誇らしくもあった。
それだけ、いい人達だった。


せっかくCambridgeに来たのだからと思い、上のメンバーも含め学校の友人をPuntingに誘った。
憎らしいことに、その日に限って天気がいまいちで、寒々しい川下りになってしまったのだが、台湾人の彼はそれなりに楽しんでくれたみたいで、それが嘘でもうれしかった。

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Cambridgeを離れた後は、鉄道で何カ国か西ヨーロッパを周遊してアムステルダムから日本に帰る予定だったのだが、詳しくはノープランだったので、準備をしなければならなかった。

苦労したのはイギリスを出国するためユーロスターに乗るのだが、その予約がCambridgeの駅ではできない。本来はオンラインで簡単にできるのだけど、クレカがなってない僕はお呼びでない。最終的に、街の旅行代理店を何件かまわって現金決済可能なお店でチケットを取ってもらった。無論手数料として10ポンド余計にとられた。対応してくれたお姉さんはきっと大学生のバイトで今時、そんなオーダーをする客なんていないだろうから、割に適当な対応を受けたが、事情を話したらとても心配してくれた。それにしてもカードさえあれば、本当にヨーロッパ旅行は便利なのだが!

500ポンドほど親からは送金を受けていたのだが気づいたらあと200ポンドちょっとしか残っていなくて少し不安な気持ちになる。まあ何とかなるだろう。

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ホストファミリーと過ごす時間は楽しかった。
朝、自室でぼやぼやしてると心配して声をかけてくれる。
だいたい天気の話しかしなくて、まことに英国人らしいな、と思ったけれど
実際人に話さないとやってけないほど毎朝寒かった。(部屋はあたたかった)

一日が終わり、夕食の後は、紅茶をすすりながら、ひたすら一緒にテレビドラマをみた。
ソープオペラというジャンルがホストファミリーは大好きで、
EmmerdaleとかEastendersとか。あまり聞き取れなかったけど、Emmerdaleは何となく話の筋が分かって楽しめた。

時々ドキュメンタリーみたいなものもみた。
なんというかイギリスのテレビは全体的に、真面目でシンプルなつくりでいい。
それからよく素人を使う。

クイズ番組も毎日やっていて、飽きないんだろうかと少し心配になってしまった。

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ニュースではNHSの問題と、EU離脱・残留の是非の問題が一番ホットだった。
前者は日本ではあまり知られてないかもしれない。イギリスは全国民が基本的に無償で医療を受けられる。当然、医者への報酬は国がもっているのだが、その診療費用の改定をしたところ医者(junior doctor)がストライキをし、世論を2つにわる論争が起きていた。

後者は日本にもよく伝わっている。EU離脱を支持する国民も多い中で、キャメロンはいかに舵を取るか。EUとどのように交渉していくか。今夏に国民投票があるのだが、これがとても需要なメルクマールとなる。

イギリスに行って感じるのは、わりに自分の国や社会がどうあるべきかということについて関心を持っている人は多い。公の存在感がわりにある社会だと感じた。

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木曜と金曜はまだ行ってないCambridgeの観光スポットを歩いた。
最後にSt. Marysの高い塔の上から街を眺望し、別れを告げた。

繰り返しになるが、学校は先生もクラスメートもとても親切で優しかった。
最後は皆でハグし、記念写真を撮ったりした。
言うまでもなく、再び会えるのか分からない。

でもいつか世界を旅行して、向こうで再会したいと心に刻んでいる。


土曜の朝、駅までホストファミリーが車で送ってくれた。
恥ずかしいことにまた結構、泣いてしまった。

ロンドンに行く列車に乗る。また一人の旅が始まる。
トラブルに見舞われて心細い留学だったけど、Cambridgeにいる間はとても安心して過ごすことができた。感謝。

列車の中で、スマホの電源を入れようとしたら全く反応しなくなっていた。
前日にしっかり充電していたのだが……

一瞬、うろたえたが、なんとかなるだろうという前向きな気持ちもあった。

学校で最後に受けた授業では「風と共に去りぬ」のラストシーンをリスニングしたりしていた。
スカーレット・オハラも大変な境遇であったが、最後はこう呟くのである。

"After all, tomorrow is another day!"