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アーヘン、そしてケルン。(21/2/2016)

リエージュという大きな都市を過ぎるとドイツに入る。
ドイツに近づくと明らかに森が増えてきて、西ヨーロッパ平原のそれとは異なる風景になっていく。
少し日本の山林を思い出した。

アーヘンのHbf.を降りると小雨。この旅行中はずっと天気には恵まれなかった。
お祓いにいったほうがいいかもしれない。

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駅で帰りの切符を買い、ロッカーに荷物を預ける。
ロッカーのための硬貨がなかったから、駅の売店で水を買った。
せっかくドイツに来たし、とGerolsteinerをチョイス!

歩いて今回の目的、大聖堂に向かう。
かのカール大帝が築いた世界遺産である。
世界史オタクとしては垂涎もののスポット。

何でもアーヘンという街自体、非常に歴史が古い。
先史時代から、その温泉の存在ゆえに人が集住していたといい、
ローマの時代にも中心的な都市であったようだ。
その後、フランク王国カロリング朝)の時代にカール大帝により首都となり、
さらに神聖ローマ帝国の時代にも歴代の皇帝が戴冠を受けたのがここ。
18世紀のオーストリア継承戦争の講和の場所もここ。
さらにWW2後、米軍がドイツで最初に占領したのもここ。
これだけ長い時間、一貫して、歴史の舞台となっている場所も珍しい。


そしてカール大帝シャルルマーニュ)といえば、ゲルマン民族の大移動以後、初めて西ヨーロッパを統一した、すんごい王様なのである。
そんな彼が作り、眠るのがこの立派な大聖堂なのだ。

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サイズとしてはそれほど大きな場所ではない。
しかし非常に美しい、見事な聖堂で、息を呑んだ。

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宝物館を見学し、歴史博物館的な場所にも行ったが、どれもとても興味深かった。
悲しいかな、夕方にはケルンに行かねばならない。

駅に戻り、さらに東に行く列車に乗る。
お昼を食べる時間がなかったので駅の売店でホットドッグ的なものを買う。
とりあえずドイツ人はソーセージが大好きなんだ。

ケルンは駅前に、もうあのでかすぎる尖塔が見えちゃっているから面白い。
人がごった返している。

はやる気持ちをおさえ、まずは宿泊先の確保。
だが、今日も、最初のユースホステルで寝床が空いていた。
部屋に行ったら、6人部屋で一人若い兄ちゃんがいた。
ぼくがいなければ貸し切りだったわけだから、ちょっと申しわけなかったが。
(この兄ちゃん、ずっとMacをいじってたんだけど夜遅くまで電気消さないし、
めちゃめちゃ歌うし、普通に部屋で裸になっちゃうし、でちょっとびびった笑)

荷物だけ置いて、聖堂へ。
何だかもう感動慣れしてきてしまっているが、
まぎれもなく世界一立派なゴシック建築だろう!

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もう時間がなくて、ゆっくりは回れなくて、
堂内をざーっと見た後、ライン河沿いを散歩した。
夕飯はどうしよう。

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この時点でお金がほぼなくなっていて、夕飯に10ユーロも使えないような状態だった。
でもせっかくケルン来たしなあ、ドイツらしい何かを食べたくて、
街で一番大きなビアホールに入る。
頼んで出てきたのはケルンビールが一杯とソーセージ一本、そしてマスタードがアホみたいに入った坪だけ。これで9ユーロくらいだったかな。
さすがに辛い。
しかも、隣のテーブルには日本人大学生らしい男女4人組がいて料理と旅情をたっぷり満喫している風だった。切ねえ。

サービスもひどくてちょっと泣きそうだったけど、ぐっとこらえて宿へ戻る。
この街、治安はかなり悪そう。怪しげにぶらぶらしている目つきの悪い人たちが多い。乞食も多い。夜はちょっと怖い場所だ。

シャワーは比較的快適だった。
ドイツは基本的に清潔だし、設備がしっかりしていて日本と似ている。

翌朝、ホステル併設のカフェで朝食。
4ユーロだったが昨晩の夕食よりたっぷり食べられたので満足。

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昨日、時間がなくて行けなかった大聖堂の南塔のてっぺんまで階段を登っていく。
その数500段。

ゴシック建築というのは少しでも神に近づきたくて、、という思いでつくられたというけれど、
その高さたるや実際に足で登ると、果てしないものである。

階段をのぼりきっても塔のホントのてっぺんに行けるわけではない。
そこは人が行けるようにつくられた場所ではないから、ということだろう。

眼下に広がるライン川とケルンの町並み、ヨーロッパの地平線を目におさめた後、
地上へ向かった。

宿に戻り速やかに駅へ向かう。
いよいよ旅の終わりも近い。